社員食堂で地産地消!おいしおす京都  夏のキャンペーン実施報告

87%の食堂が価格変動なしで地産地消に取り組み【夏の取り組み報告】

京都グリーン購入ネットワークでは、昨年度から、社員食堂における地産地消推進キャンペーンを行っています。地産地消は、保冷や輸送エネルギーの削減によって、CO2削減などの環境負荷を下げ、地域の環境保全、農業を活性化する効果があります。今年の夏は、2010年7月1日(木)〜8月13日(金)に行い、15食堂が参加しました。

その結果、提供する価格はほぼ変わらず87%の食堂が地産地消に取り組めたことがわかりました。仕入れ先もあらかじめ工夫することにより、67%が京都府内産の食材の利用は「容易だった」と回答。ただし、天候不順により、安定確保がむずかしかった、といった声もありました。

また67%がよく売れた、と回答し、73%が今後も取り組みを続ける、としています。社員の声としては、「美味しい」「安心して食べられた」「地元の野菜を知ることができた」といった声が聞かれました。

食堂は毎日数百から数千人の人が利用する場であり、地産地消を通して農業や環境への関心を高めることができます。

すでに秋のキャンペーンがスタート(10月1日から12月31日)しています。終了後、2月ごろには、CO2の削減効果、取り組み結果を紹介する予定です。

【キャンペーン結果(下記内容)PDFをダウンロード】

実施内容

1-1)取り組んだ京都府産の食材(複数回答)

image1

取り組んだ京都府産の食材(複数回答)
使用した京都府産食材の詳細

(/は食堂毎での区切り)
□きゅうり・九条ネギ・水菜・加賀トマト・つまみ菜・京都茄子・伏見唐辛子・しろな・加茂茄子・伏見唐辛子/
□お米・ねぎ・水菜・かぶら/
□お米・青葱・茄子/
□なす・じゃがいも・万願寺唐辛子・水菜・みょうが・伏見唐辛子/
□万願寺とうがらし・加茂なす・上加茂産トマト・なす・ゴーヤ・きゅうり/
□きゅうり・茄子・水菜/
□キャベツ・ほうれん草・小松菜/
□ネギ・ミズナ・トマト・ナス・もやし/
□茄子・オクラ/
□トマト/
□茄子/
□キャベツ・水菜/
□米・カイワレ・胡瓜・大根・トマト・茄子・ねぎ・水菜・もやし
※よく使われているものは、きゅうり、ねぎ、水菜、茄子、トマトなど。

1-2)地産地消のPR方法(複数回答)

image2

地産地消のPR方法(複数回答)
PR方法の詳細

食堂や掲示板でのポスター掲示、社内イントラネット(メールや食堂ホームページ、社内お知らせ等を含む)でのPRなどが多かった。 他にも、農協よりパネル類を借用し掲示、献立表に明記、京野菜コーナーののれんを用意、サンプル台に使用食材を明記、メニューケース・テーブル上でのPRなどがあった。
2取り組んだ感想

2-1)提供する料理の価格の変化

image3

2-2)府内食材の入手

image4
京都府産食材の入手が「容易だった」場合の「工夫」と、「(やや)困難だった」場合の「具体例」

※「困難だった」と答えた食堂はなし。
※個人や事業者を特定できる記述は削除し、編集してあります。

容易だった(工夫)
・極力、地元の食材を使用した。
・地元の農家との連携で食材が入手できました。
・京都府農林水産技術センターの支援。
・市場でセリの権利をもっている八百屋さんがいるのでまだ入手はしやすかったです。
・中央市場内の商店に依頼。
・地域的に農家も多く、地元の農家から仕入(1年通して色んな野菜を仕入れています)。
・既存の流通ルートで、確実に入手できるものに絞って実施したため工夫した点は特にないです…。
・行政(市役所)からの依頼で地産地消イベントを実施している。
・夏野菜の最盛期だった。
・八百屋さんに事前に伝えておいた。

やや困難だった(具体例)
・前回よりも簡単だった。
・思ったときに入手できるかどうか難しいときがあった。
・業者が旬の京都産の取扱いがなかった。単価は通常のと変わらないようにしてもらう。
・旬の野菜しか手に入りにくかった。
・指定業者に京都産野菜を依頼したが、天候不順や季節性・単価面で一定量の入庫は難しかった。

2-3)食堂利用者の反応

image5

コメントとして、「よく売れたが、地産地消の取組みのおかげかどうかはわからない」という意見もあった。
2-4)このキャンペーンを機会に新たな地産地消の取組みを始めたか。

image6
新しく取組みを始めた食堂はゼロだった。ほとんどが「従前どおりの取組みを継続」と返答。
2-5)今回、社員食堂での地産地消に取り組んだ動機。(自由記述)

・前回好評につき今回も参加した。
・従来からの取組みの一環で参加できたので。
・地産地消については行政との取組でスポット的であるが毎年実施しているので、その延長上で実施した。
・従来、中国産を主に使用していたが、食の安全を考え地産地消をした。
・京都グリーン購入ネットワークの勧めで取組みました。
・食糧自給率の向上、地域農業の振興、輸送に伴うCO2の排出量の抑制。
・おいしい京野菜(地場産野菜)を提供したい。
・クライアントからの要請。
・栄養士部会で食育をテーマに原産地表示や地産地消を実施しようと取り組んでいたため。
・以前より参加されていた事業者からの紹介。
・社会福祉法人の運営であり、健康、安全から考え地産地消は自然と関われた。
・京都GPNのキャンペーンがきっかけです。
・従前の取組みを継続しながら、可能な範囲で地産地消を拡大していきたい。
2-6)今回、社員食堂での地産地消に取り組んでよかったこと。(自由記述)

前回のCO2削減結果も表示したため取組の具体的な指標ができた。
季節の野菜を意識して取り組んでいただけたことはよかった。やはり地元産の食材は新鮮です。
食材が新鮮で従業員が地元の食材を知ることができた。
社員からご飯、おかずともおいしいとのことです。
食材が新鮮で地元の食材を知ることができた。
好評だった。
京野菜(地場産野菜)がおいしいと再確認できました。
京都の食材を京都で消費することにより、京都の活性化につながること。
産地を意識することで、安心して食べることが出来た。新鮮さが違います。
第1はやはり食の安全。
旬をアピールするにはもっとも良いイベント。
ご利用者様にやさしい食事をアピール。
社員に地産地消についてPRできるいい機会になったことです。
季節感がでる。
産地表示することによって安心感がある。
2-7)今回、社員食堂での地産地消に取り組んで大変だったこと。(自由記述)

材料の安定入手。前回の経験が役に立ち初回よりは楽になったとのこと。
食材の安定入手の不安。
京都府産の食材に付いては、給食会社で使用していただいているので、新たな取組はしなかった。
食材の栄養・健康効果などインターネットで検索。ポイントだけを抜粋するのが困難でした。
価格高騰の時は仕入れられなかったことです。
販売価格に応じた仕入れ価格で利用できる食材を入手すること(種類が限定されること)。
京都産の野菜を納入業者が取りあつかっていなかったり、単価面は高いなどです。
気候の関係もあり、仕入れが大変でした。又、夏場は葉の野菜がすぐに痛んでしまうので大変でした。
大変というより課題事項ですが、地産地消の対象を広げたかったのですが、食堂業者の購入方法が一括購入のため、食材を絞らざる得なかったことです。
価格面及び食材の入手ルートがわからないこと。
初めてではないので特に感じなかった。
2-8)今後、社員食堂における地産地消を継続するか。

image7
今後、社員食堂における地産地消を継続するか。
……「より拡大する」はゼロ。73%が、「今回の規模で続ける」と回答。
今後行なう予定はない:(理由)クライアントの意向による
その他:(詳細)現在、お米について京都府産が入れらないか検討しています。これが実現できれば、是非継続したいと思っています。

ページの先頭へ