京都グリーン購入ネットワーク会員 株式会社パールトーン  第13回グリーン購入大賞 優秀賞受賞

グリーン購入ネットワーク(事務局:東京都中央区 会長:中原秀樹)では、グリーン購入に関する優れた取組みを表彰する『第13回 グリーン購入大賞』の受賞団体を決定いたしました。
その中で、京都グリーン購入ネットワーク会員の株式会社パールトーンが「桑の木プロジェクト」という事業で受賞しました。本業であり、また、日本の伝統産業である着物の素材となる「桑」の国内自給率を高めるための取り組みが評価されました。

 

株式会社パールトーン 第13回グリーン購入大賞 優秀賞受賞

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〜第13回グリーン購入大賞 表彰式〜
左)株式会社パールトーン 代表取締役社長 國松照朗氏
右)グリーン購入ネットワーク 会長 中原秀樹
受賞事業内容
株式会社パールトーン

パールトーン「桑の木プロジェクト」
〜未来へ繋ぐ地球環境と伝統産業〜

日本の伝統衣装である着物は、農薬不使用の桑で育てられた蚕の吐く天然繊維のシルクで作られており、「環境に配慮した天然素材」「原産地の生態系に与える影響の軽減」を満たした環境に優しい衣服であるが、デメリットとして、汚れが付くとドライクリーニングでしみ抜きをするしかありませんでした。そのデメリットを解消すべく、着物用に水性汚れを撥(は)じく加工(パールトーン加工)を開発し、ドライクリーニングの回数を減らすことが可能になったことにより、溶剤が与える環境負荷の軽減に貢献しています。このような着物は長期使用も可能となり究極のエコ衣料といえます。実はシルクは、その98%が外国産であり、国内の繭生産量は昭和5年の40万トンから平成20年には1/1000に減少、養蚕農家も激減しています。日本の象徴ともいえる着物は、地産地消とは程遠い状況で、数年後には国内の養蚕・製糸業は消滅してしまうと危惧した私たちは、社内公募により提案された「桑の木プロジェクト」を部署横断的に立ち上げました。これはパールトーン加工のご依頼1点に付き2円を桑の木の植樹費用に充て、CO2排出量の削減と、危機的状況にある国内養蚕・製糸業を保護しようとするものです。2011年に群馬県安中市の農地に600本の桑の木を植樹し、今後、植樹した桑の木の雑草の除去や水撒きなどの農作業を継続的に社員が支援し、3年後には300キロの繭を製糸して1200枚の胴裏(着物の裏地)が生産できる予定です。

評価ポイント

着物の素材であるシルクは98%が輸入であり、国内の養蚕・製糸業は消滅の危機にあることから、パールトーン加工(着物の撥水・防汚加工)を加えることでドライクリーニング・溶剤等が与える環境負荷低減を図るとともに、桑の木の植樹をからめて養蚕農家の支援を図っていることが評価された。伝統産業・文化である着物を未来に継承していく為に生産地と消費地の地域間連携にも着手されており、今後の取り組みに期待が持てる。

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