近場でとれた食材を選ぶ「食の地産地消」は、地域の経済、農業振興を促すと同時に、輸送に伴うエネルギー由来のCO2排出を削減する効果があります。
そこで、社員食堂で京都府内産食材を推進する事業者を募集いたします。
この事業は、きょうと風土コンソーシアムが行う「低炭素型食の好循環プロジェクト」(環境省補助事業)の一環として実施しています。
実施期間
2011年10月1日(土)から12月31日(土)
実施していただくこと
1.期間中、少なくとも5日間以上、社員(学生)食堂で京都府産の食材を利用したメニューを提供すること。
2.食堂の利用者に対し以下に関する情報を提供すること。
・地産地消キャンペーンに取り組んでいること
・地産地消の意義や効果
3.期間終了後、実施報告を京都グリーン購入ネットワーク
までご提出ください。
実施報告(A41枚程度。フォーマット有)
地産地消に取り組むことによるCO2削減効果の測定
期間中、府内産食材(農産物限定)によるCO2削減効果を限定20団体まで計算いたします。(多数の場合は抽選)。
計算を希望される場合は、利用された食材の産地や重さなどのデータを提出していただくことが必要です。(別途フォーマットを送ります)
申し込み
参加申込書に必要事項を記入し、京都グリーン購入ネットワークまでお申し込みください。
申込み締切
8月22日(月)
参加申込書、実施報告書:
参加申込書、実施報告書は下記からダウンロードしてください。(Word書類)
【参加申込書ダウンロード(40KB)】
【 実施報告書ダウンロード(36KB)】
京都の第一次産業・経済の活性化、環境保全、社員の健康に貢献するCSR の取り組みにもつながります!
京都の自給率を上げよう!
これまでの取り組み状況を分析すると、約7、8割が「変わらない」と回答しています。
ポイントとしては
1)旬の京都産野菜を使うこと(旬の野菜は価格が低め)
2)仕入れの工夫をすること(例:早めに仕入れ業者に頼んで、旬の野菜をセットで仕入れたり、地元の生産者や行政と連携したりする)。
これらの工夫によって価格を押さえることができています。
去年の秋の取り組みでは、約6割がこうした工夫は「容易だった」と回答しています。
栄養士さんもおすすめ!美味しくて栄養価の高い旬野菜
ほとんどの野菜には旬があり、その時期はカロテンやビタミンCなどの栄養素が3〜4倍になります。
旬の野菜は、その季節に、その野菜に合ったストレス(暑さ、寒さ)を受けることにより、栄養価が高まります。
安いだけでなく、美味しく、そして、健康増進にも貢献できるのが「旬」の野菜です。
((株)堀場製作所食堂運営会社/(株)典座 管理栄養士 田中利恵さん)
社員の活力に 利用者も増加
地元産地食材を取り入れることによって、A社では食堂の利用者が2007年に1550人/日だった利用者が1950人/日に増えた、という報告もありました。
また、2010年秋のキャンペーンでは6割がよく売れた、と回答しています。
MEMO
従業員の活力と健康増進のために、美味しさと食の安全を追及した結果、採れたて・新鮮な地場の食材の利用に行き着き、地産地消の取り組みを開始しました。
社員が元気になって、いい環境でいい仕事ができる。これは、意外と見落とされがちな “社内のCSR”ではないでしょうか。
((株)島津製作所 人事部厚生グループ副主任 上田美景さん)